ハワイアンカード

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説明

ハワイは単なる観光地、そのように思っている人が多いようです。実はハワイはとても奥深い文化を持った地で、多くの神話が残されており、各島に聖地があることを知っていますか? かつてハワイは1つの独立した王国でした。1898年にアメリカ合衆国の領土となるまでは酋長や王族たちが国を治めていました。1959年には正式にアメリカ合衆国の 50番目の州となり、ハワイの西洋化はどんどん進んでいきました。 また、ハワイは移民を積極的に受け入れましたが、その大多数は日本人でした。日本からの移民は 1868年から始まり、多くの日本人たちがハワイのさとうきび畑で働きました。そのため、ハワイには日本の文化や、移民によって伝わった他の国の文化なども入り交り、多種多様な文化を形作っています。 それでも、ハワイには今もしっかりと独自の文化が根付いています。ハワイ語、フラ( 踊り)、ハワイアンミュージック、ハワイの伝統的な食べ物、神話、アニミズム(自然崇拝)。ハワイを彩る素晴らしいものの数々には、ハワイの人々の古代から伝わる考え方も含まれます。 たとえば、ホオポノポノはその中の1つです。ホオポノポノは、問題を解決するために行われた癒しの方法であり、これを行うことで調和を取り戻し問題を解決したそうです。このほかにも、ハワイには一般的にはあまり知られていない英知がたくさんあります。ぜひハワイを訪れて、その英知に触れてみてください。 ~ ハワイアンカードについて ~ ハワイアンカードは、ハワイ文化に基づいて作られたカードです。ハワイの大自然の中に咲く花や木、植物、鳥、海の生物、ハワイの王族たち、ハワイ神話に登場する神々などがモチーフになっています。全部で 44枚あって、それぞれのカードにはモチーフの名前と、短いメッセージが書かれています。カードにはすべてハワイ語の名前が使われていて、この各カードの詳細画面には、モチーフの説明と、より深いメッセージが用意されています。 このカードを何枚か引くことで、あなたは今の自分にぴったりのメッセージを受け取ることができます。占いのように使うこともできますし、自分の気持ちを整理するための自己セラピーとして使うこともできます。遊び感覚で楽しむことも、真剣な気持ちで使うこともできるカードです。 また、ハワイ好きの人たちも、ハワイのことを何も知らない人たちも、誰もがハワイの歴史や神話を知ることができ、自然にハワイ文化の勉強ができるカードとなっています。 ハワイ文化の奥深さを多くの人に知ってもらえるようにという願いがこめられ、アロハ(愛)の気持ちで作られたハワイアンカード。このカードを使うすべての人が、ハワイの素晴らしさに触れると同時に、ハワイのエネルギーに癒され、人生が楽しく豊かになるようにと願っています。 ~ ハワイアンカードを使うことの意味 ~ なぜハワイアンカードを引くことによって、必要なメッセージを受け取ることができるのでしょう? それは、カードを引くという行為によって、あなたの潜在意識が表されるからです。 潜在意識とは、あなたの心の奥底に埋まっている領域のこと。無意識という言い方もしますが、そこにはあなたの過去の思い出や体験、それにまつわる感情などが蓄積されています。そして、その蓄積されたものが、あなたの今の毎日に影響を与えているのです。 たとえば、あなたが仕事で大失敗をしたとします。そのときのイヤな体験やそれによって受けた感情があなたの潜在意識にしっかりと記録されます。すると、あなたは仕事をするたびに、恐怖感が出てきて自分の能力を発揮できなくなってしまうかもしれません。 自分では忘れてしまっている出来事もしっかりと潜在意識は記憶していて、現在のあなたの毎日を左右してしまうのです。しかも、やっかいなことに、この潜在意識は自覚症状がないといわれています。 ですから、あなたがきちんと自分自身の潜在意識を知ることが重要です。日々、自分の潜在意識と会話し、必要のない感情を手放していきましょう。そのためにも、このハワイアンカードを引いて、自分の内面を深く探ってみてください。今の自分をきちんと知ることで、これからの毎日がよりスムーズに、より過ごしやすくなっていくでしょう。 ーーー このデッキの使い方 --- ※ 以下はカード版ガイドブックの内容をアプリ用に編集したものです ~ ハワイアンカードの使い方 ~ ハワイアンカードは日常的に気軽に使えるカードです。あなたはこのハワイアンカードを手にすることでいつでもハワイの心地よい風を感じ、明るく気楽な気持ちになったり、心癒され前向きな気持ちになることができます。また、太古から伝わるハワイの英知に触れることで、スピリチュアルな体験をすることもできるでしょう。 使い方はシンプルです。順を追って説明していきます。 ● カードを選ぶ手順 1. カードを手にとり、目を閉じて心を落ちつかせます。時間がないときは、5秒でも 10秒でもかまいませんが、なるべく1分以上は静かな時間を持ってください。このとき、椅子か床に座ることをおすすめします。立ったままではうまく集中できないからです。 2. 心が落ち着いた状態で答えが欲しい質問を考えます。自分が何を知りたいのか、どんな悩みを持っているのか、何を改善したいか、心を整理して質問内容を決めてください。 3. カードをシャッフルします。このとき、質問を思い浮かべながらシャッフルしてもいいですし、逆に無になった状態でもいいでしょう。どちらにしても、ちゃんと必要なメッセージがあなたに届けられますから安心してください。 4. もう十分と感じたらシャッフルをやめます。そして、一番上のカードを上にスワイプして選んでください。一番先に目に飛び込んできたカードでもいいですし、なんとなく目がいくとか、一番上にあったからなど、選びかたは自由です。大切なのはあなたの直感を大事にすることです。 5. カードを選んだら、カード詳細であなたへのメッセージを確認しましょう。 ● カードを選ぶときのアドバイス 1. イライラしていたり、忙しくてバタバタしている状態でカードを引くのは避けましょう。カードを引くことに集中しているほうが、あなたにピッタリなカードを選ぶことができます。 2. 質問をするときはなるべく肯定形を使うようにしましょう。「○○しないほうがいいですか?」など否定形で質問すると、選んだカードを解釈するときに難しくなってしまいます。たとえば、「旅行に行かないほうがいいですか?」ではなく、「旅行に行ってもいいですか?」と聞きましょう。 3. カードを引くときは、あまり念を入れすぎないように気をつけましょう。自分の期待する結果を思い浮かべすぎたり、逆に怖れや不安の気持ちで頭がいっぱいの状態で引くと、そのあなたの念があなたの思う通りのカードを引き寄せてしまうことがあります。質問を思い浮かべたら、あとは結果は天にお任せという気持ちで無心でカードを選んでください。 4. 短時間に同じ質問に対して何度もカードを引かないようにしましょう。何度も同じテーマでカードを引いてしまうと、そのたびにいろいろな解釈が出てきてしまい、あなた自身が混乱してしまいます。カードを引くときは、「最初の1枚で納得する」という気持ちで引いてください。たいてい最初の1枚が最善のメッセージをあなたに運んでくるのです。 5. カードを選ぶときは直感を大事にしてください。最初に「これ!」と思ったカードにあなたへのメッセージがあります。あとから「あっちのカードだったかも」と思ってしまうことがあるかもしれませんが、あなたはちゃんと一番必要なカードを選んでいますから安心してください。 6. カードを手に持って切っている最中に、1枚以上飛び出すときがあります。束の中からあきらかにジャンプして出てくる場合や、ぽろっと落ちるように出てくる場合があるでしょう。そんなときは、そのカードがあなたに必要なメッセージを持っています。あなたに対して強く訴えている場合があるので、そのカードのページを念入りに読んで解釈してください。 7. このハワイアンカードにはタロットカードのような正位置、逆位置はありません。どちらの向きに出てもメッセージに違いはありませんので、逆向きに引いても気にしないようにしましょう。 ● カードの扱い方 ハワイの明るく大らかなエネルギーを持つこのカードは、難しく考えることなく誰にでも気軽に使ってもらえるように作っていますので、特に決まりはありません。使用前や使用後にカードの浄化をしたいという人は、カードの上にパワーストーンを置いたり、お香の煙にカードをくゆらせたりしてもいいですが、必須ではありません。また、保管方法ですが、このまま箱に入れたままでも、お気に入りの入れ物にいれておいてもいいでしょう。難しいことは考えず、ただカードを楽しんでください。 ● カードの使い方・バリエーション 1. いろいろな質問をすることができます。「今の仕事は向いていますか?」「仕事をうまく進めるアドバイスは?」など仕事に関すること。「片思いの相手とこれからどうなりますか?」「恋人との関係についてアドバイスは?」など恋愛に関すること。「これからの人生、どこに向かっていけばいいのか?」「人と上手に交流するための方法は?」など人生全般に関わること。また、「今日はどんなことをテーマにして過ごせばいいか?」「今の自分に必要なメッセージは?」などを毎朝引くのもおすすめです。 2. 特定の相手との関係についてカードを引くこともできます。その場合、その人に対するあなたの気持ちを入れないことが重要です。「あの人と今後どうなっていきますか?」などの質問でカードを引く場合は、「その人とどうなりたいか?」というあなたの希望をそのときだけは忘れて、無になって引くようにしましょう。また、「あの人はどんな人ですか?」とその人を知ろうとする場合は、その人に関するあなたの持っている固定観念をはずしてカードを引いてください。「あの人はこうに違いない」などとあなたが思いながら引くと、その思いが選ぶべきカードに導かれることを邪魔してしまいます。ただ、自分以外の誰かのことを知りたいときは、その人自身にカードを引いてもらうほうがいいでしょう。なぜなら、カードは基本的に、引いた本人の潜在意識を表すものだからです。 3. 1つの質問に対して複数枚のカードを引くことができます。1枚でなくてはいけないという決まりはありませんので、何枚引くかは、そのときのあなたの直感で決めてください。ただ、1枚引きが一番強力です。何かを最終的に決めるときは、1枚だけ引いて決断することをおすすめします。 4. 誰かのためにカードを引いてあげることもできます。もしも離れた場所にいる人のためにカードを引いてあげる場合、以下の方法を提案します。電話で話せるときは、シャッフルの途中で「ストップ」と相手から言ってもらったりして相手に決めてもらうといいでしょう。メールでやりとりする場合は、前もって相手から好きな数字を聞いておいて、4が好きな数字なら、上から4枚目などというように相手を巻き込む形でやってみてください。そのほうが、その人にとって「自分で選んだ」という実感ができ、全部こちらで引くよりも相手の納得度があるでしょう。 ~ ハワイ語の紹介 ~ ハワイ語は今でもハワイで使われている公用語です。ハワイ語で会話できる人たちは残念ながら減っていますが「ワイキキ」「カラカウア通り」など、地名や通りの名前がハワイ語であるように、今でもハワイ語はしっかりハワイの地に根付いています。 ハワイ語は日本人には特になじみやすい言葉です。なぜなら、ハワイ語はローマ字読みなので、日本人にはとても発音しやすいからです。 ハワイ語は 12個のアルファベットしか使いません。5つの母音(a, e, i, o, u)と7つの子音(h, k, l, m, n, p, w)です。ハワイは文字を持たない文化だったため、古代ハワイではこのアルファベットが使われていたわけではありませんでした。西洋人たちが耳で聞いたハワイ語を自分たちが使っていたアルファベットで書き表し、それがハワイの人々にも使われるようになったのです。 ハワイ語の発音には2つの記号があります。「’」をオキナといい「ō」の「o」の上についている記号をカハコーといいます。オキナがある場合は、オキナの前の文字との間に小さな「っ」が入るように発音します。たとえば、「H’i iaka」は「ヒッイアカ」と発音します。また、カハコーが文字の上についている場合は、伸ばして発音します。「Pōhaku」は「ポーハク」と発音します。 ではここで日常的に使えるハワイ語をいくつかご紹介しましょう。 ● aloha(アロハ) こんにちは、よろしくなどの挨拶。愛、思いやり、親愛の情 ● mahalo(マハロ) ありがとう ● aloha kakahiaka(アロハ・カカヒアカ) おはようございます ● aloha ahiahi(アロハ・アヒアヒ) こんばんは ● hau’oli lā hanau(ハウオリ・ラー・ハナウ) お誕生日おめでとうございます ● hau’oli makahiki hou(ハウオリ・マカヒキ・ホウ) あけましておめでとうございます ● mele kalikimaka(メレ・カリキマカ) メリー・クリスマス ● ono(オノ) おいしい ● ‘ohana(オハナ) 家族 ● kāne(カネ) 男性 ● wahine(ワヒネ) 女性 ● keiki(ケイキ) 子供 注:ハワイ語の発音に関してはカハコーの記号がついたものは伸ばして発音しますが、アプリ内では、「Pōhaku=ポハク」のように、一般的に認知度が高い日本語表記に統一しています。 ~ ハワイの紹介 ~ ハワイ州は、太平洋の中央に位置するハワイ諸島にあるアメリカ合衆国 50番目の州で、州都はオアフ島のホノルル市。ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島、ニイハウ島、カホオラヴェ島の8つの島と 100以上の小島で構成されています。その自然の多様な景観、暖かい熱帯性気候、豊富な公共の海浜と大洋に取り囲まれていること、および活火山の活動があることで、観光客、サーファー、生物学者、火山学者などに人気の観光地であり、ネイティブ・ハワイアンによる独特の文化を今も保っている。 ★ ハワイ州 【愛称】アロハ・ステイト(アロハの州) 【花】黄色いハイビスカス(ハワイ語名:マオ・ハウ・ヘレ) 【木】ククイ 【魚】フムフムヌクヌクアプアア 【鳥】ネネ 【歌】ハワイ・ポノイ ~ ハワイの島々の紹介 ~ ● オアフ島 【愛称】ギャザリング・アイランド(集いの島) 【色】黄色 【花】イリマ 州都ホノルルがあり、ワイキキ、ダイヤモンドヘッドなどの名所はすべてこの島にあります。ハワイ州の中では一番人口が多く、たいていの観光客が立ち寄るオアフ島ですが、スピリチュアルな場所もたくさんあります。たくさんのホテルが立ち並び、多くの観光客が滞在するワイキキでさえも、かつては王族たちが別荘をかまえる特別な地でした。今でもオアフ島にはたくさんのヘイアウ(神殿)などが残されています。 ● ハワイ島 【愛称】ビッグ・アイランド 【色】赤 【花】レフア ハワイの島々の中で一番大きいのがハワイ島。ハワイ諸島を統一したカメハメハ大王が生まれたのはこのハワイ島で、ハワイの人々が崇拝する火山の女神ペレが住んでいるキラウエア火山もこの島にあります。ペレのライバルとして有名な雪の女神ポリアフが住むのはマウナ・ケア山。マウナ・ケア山は標高が 4,205mもあり、世界の研究機関が天文台を設置していることでも知られています。 ● マウイ島 【愛称】ヴァレー・アイランド(渓谷の島) 【色】ピンク 【花】ロケラニ ハワイ州の中で二番目に大きいマウイ島は、唯一神の名前がつけられた島です。多くの観光客が訪れる聖地のひとつがイアオ渓谷。古代よりハワイの人々が巡礼に訪れたといわれ、この聖地の中にある洞窟に、アリイ(王族)や酋長たちの遺骨を隠したそうです。また、標高 3,055mを誇る休火山ハレアカラもハワイを代表する聖地のひとつです。ハレアカラとは太陽の家という意味。このハレアカラの山頂でご来光を見るのが観光客に人気です。 ● カウアイ島 【愛称】ガーデン・アイランド(庭園の島) 【色】紫 【花】モキハナ ハワイ州でもっとも古いのがカウアイ島です。年間を通じて降雨量が非常に多く、カウアイ島の中心にあるワイアレアレ山とその周辺は全米でもっとも雨が降る場所です。緑が多く、静かなエネルギーに満ちたこの島には、昔アリイ(王族)たちが結婚式や特別な儀式に使っていたシダの洞窟があります。また、カウアイ島で有名なのは、メネフネの伝説です。カウアイ島には、メネフネたちが作ったとされる石造物がいくつも残っています。 ● ラナイ島 【愛称】パイナップル・アイランド  【色】オレンジ 【花】カウナオア 以前はドール社がラナイ島のほとんどを所有していて、パイナップル畑が広がっていたことから、パイナップル・アイランドと呼ばれています。1992年にパイナップル畑が閉鎖されてからは、リゾート開発により豪華なホテルが建てられ、世界のセレブがお忍びで滞在する場所として知られるようになりました。それでも島の神秘的な風景は今でもしっかりと残っています。 ● モロカイ島 【愛称】フレンドリー・アイランド 【色】緑 【花】ククイ 車も少なく信号さえ見かけない、あるのは自然ばかりという素朴さが魅力のモロカイ島。この島にはフラ発祥の地カアナの丘があります。このカアナの丘で、フラの女神ラカが人々に踊りを教えたのがフラの始まりだという説があります。また、モロカイ島のカラウパパという地は、昔ハンセン氏病の人たちが隔離されていたことでも知られています。 ● カホオラヴェ島 【愛称】フォアビドゥン・アイランド(禁じられた島) 【色】灰色 【花】ヒナヒナ もともとカホオラヴェ島はとても神聖な島で、たくさんのヘイアウがあったそうです。1939年より米軍の爆撃演習地として使用されたことから、標的の島と呼ばれるようになりました。1970年代からカホオラヴェ返還運動が活発になり、1994年にこの島は正式にハワイ州へ返還され、標的の島と呼ばれることはなくなりました。今でも一般人は立ち入ることができない無人島です。 ● ニイハウ島 【愛称】ミステリー・アイランド  【色】白 【花】ププ(シェル) ニイハウ島は個人所有の島です。島の所有者はロビンソン一家。この島では、多くのネイティブ・ハワイアンたちが昔ながらの生活を営んでおり、基本的には住人とその家族、関係者しか行き来することができないため、多くのミステリーに包まれています。 ~ ハワイの神話 ~ ハワイには実に多くの神話が存在します。ハワイ創世の叙事詩『クムリポ』によると、最初この世は暗闇で、その中から光が生まれ、生物、神々そして人間が生まれます。 また、ハワイの創世神話では、パパとワーケアという神々がハワイ諸島を生み、人間を生んだとされています。 ハワイにはクー、ロノ、カネ、カナロア、という偉大な四大神がいますが、古代ハワイでは四大神それぞれを祀るためのヘイアウ(神殿)があり、一説によると、この四大神がこの世と人間を創ったそうです。ハワイでもっとも有名なのは火山の女神ペレ。カヒキ(伝説上の国という説や現在のタヒチだという説があります)から移り住んできたペレは、ハワイ島キラウエア火山に住んでいると信じられ、今もお供え物や祈りを捧げる人が絶えません。溶岩が流れるのはペレが怒っているから、そう信じるハワイの人々は自然現象の中に神々の姿を見出だしているのです。 神話にはペレの家族も多く登場します。母は大地の女神ハウメア、姉は水の女神ナマカ・オ・カ・ハイ、兄はサメの神カモホアリイ、妹はフラの名手ヒイアカ・イ・カ・ポリ・オ・ペレ。また、ペレのライバルとして登場するのが雪の女神ポリアフ。 神話には、ひとりの男性を取りあったり、嫉妬に狂って戦ったりと、まるで人間のような感情を持った神々の姿が描かれ、私たちに親近感を感じさせます。 ハワイは文字を持たない口承文化で、すべての物語が口から口へと伝えられたため、神話には諸説ありますが、どの神話をとってみても、神々が繰り広げるストーリーはとてもユニークで人間的でさえあるのが魅力といえるでしょう。 ~ マナとは ~ マナとはスピリチュアルなエネルギーのこと。ハワイの人々はこの世に存在するすべてのものにマナが宿っていると信じています。もちろん私たち人間もマナを持っていますし、植物や動物、場所にも宿ります。また、人の所有物や、名前、言葉にさえマナが宿るとハワイでは信じられています。 マナは誰でも持っていますし、常に私たちの体の中に宿っています。ハワイでは、マナは人に与えることもできるとされ、たとえば、誰かがけがをしたときは、患部に手をかざしマナを注ぐことで患者の治癒力を高めることができると信じられています。 また、自分自身のマナを増やすこともできます。海や山に出かけて自然界からマナを得たり、呼吸法を取り入れたり、良い言葉を使うなど、いろいろな方法があります。 マナをたくさん持つためには健康的な食生活や適切な運動、健全な思考が不可欠です。マナが体にたくさん宿っているときは、心身ともに健康になり、何事にも前向きに取り組むことができます。逆にマナが減っていると体調が悪くなったり、何事にもネガティブな発想を持ってしまいます。 常にたくさんのマナを持つためにおすすめなのが、呼吸法です。深い呼吸をすることで、心も体も穏やかになり、マナが体の中をスムーズに流れます。 ~ ハワイの呼吸法 ~ ハワイ語で呼吸のことを「Hā」(ハー)といいます。深い呼吸はマナを増やしてくれるとハワイでは信じられています。マナは心が穏やかだったり、安定しているとき、余裕があるときにスムーズに流れます。その穏やかさを持つためには、深い呼吸をして心身ともにリラックスさせる必要があります。 やり方は簡単です。ゆっくりと息を吸い、ゆっくりと息を吐きます。このとき、なるべく時間をかけて、少しずつ息を吸って、少しずつ吐いてください。これを4回行います。ハワイでは4が神聖な数字ですから、4回、もしくは4の倍数の回数を行ってください。 慣れてきたら、息を吐くときに「Hā」(ハー)と言ってください。もしも落ち込んでいたり、何かに対して怒っているときなどは、自分が持つネガティブな感情が吐く息とともに外へ出ていくようなイメージでやってみるといいでしょう。 これから、呼吸法を誘導します。ぜひ自分の声で録音して流しながらやってみてください。 ~ 呼吸の誘導 ~ 目を閉じてゆったりとした気持ちになってください。あなたは今ハワイのビーチに座ってのんびりとしているところです。波の音が聞こえ、ヤシの葉がさらさらと風に吹かれています。 ゆっくりと鼻から息を吸ってください。できる限りゆっくりと吸ったら、「Hā」(ハー)と言いながら口からゆっくりと息を吐いてください。鼻から息を吸うときは、ハワイの新鮮な空気が体の中に入っていくのを想像し、息を吐くときは、体の中の不必要なものすべてが一緒に出ていくことを想像してください。 もう一度ゆっくりと息を吸います。だんだんと体が温かくなってくるのを感じるでしょう。そうしたら、「Hā」(ハー)と言いながら息を吐きます。どんどん体がリラックスしていきます。 もう一度ゆっくりと息を吸います。これ以上吸えないというくらいたっぷりと息を吸ったら、「Hā」(ハー)と言いながら息を吐いてください。 最後にもう一度息をゆっくり吸ってください。吸い切ったと思っても、まだあと4秒がんばってみましょう。そして、ゆっくりと「Hā」(ハー)と言いながら息を吐いてください。 体の痛みや心の中にあるネガティブな感情、すべてが体の外に出ていったことを想像できたら終わりです。 ~ 著者・アロヒナニからのメッセージ ~ アロハ! ハワイアンカードを手にとっていただきありがとうございます。ハワイ留学をきっかけにハワイ文化に魅せられた私は、ひとりでも多くの方々にハワイの素晴らしさを知っていただきたいと思い活動してきました。また、カードセラピーで人生を豊かにできるということを経験してきました。このハワイアンカードはスピリチュアルなことがわからない方も、ハワイのことをまったく知らない方も内容を理解できる簡単で楽しいカードを目指して作りました。カードを通して、みなさまの日々を明るく豊かなものにするお手伝いができたら幸いです。ハワイアンカードに関わってくださったすべてのみなさまに心からアロハ(愛)を贈ります。 ~ アロヒナニ・プロフィール ~ ハワイ文化ナビゲーター、セラピスト、フラダンサー。ハワイ文化やハワイのセラピーを広めることを中心に、全国での講演やセミナー、スクール運営、雑誌・web 媒体・情報誌での連載やラジオ出演などを通し活動中。心理学、スピリチュアル、ハワイの英知を融合させた「日常を幸せに生きるヒント」を伝えていくことを目指している。また、企業でのメンタルヘルスにカードセラピーを提案。セラピスト育成にも力を入れている。 著書に『幸せになるハワイの言葉』マイナビ刊、『マナとアロハがよくわかる ハワイアン・スピリチュアル入門』毎日コミュニケーションズ刊、共著に『ポーマイカイ』ネコ・パブリッシング刊 がある。 ~ イラストレーター・中根麻利からのメッセージ ~ この度はハワイアンカードをお買い求めいただきましてありがとうございます。私とハワイの出会いは 1972年。レイをかけた時の喜び、虹がたくさん見れた時の驚き、花の香りや海の青さ、何もかもに感動してワクワクしたのを今でもはっきりおぼえています。このカードを描くにあたり、そんな大好きなハワイの事をもう一度見直し、勉強しました。そしてハワイの王室が眠るマウナ・アラへ参拝し、イラストを描くことをご報告してきました。そのような道のりを経て、みなさまに心を込めて描いたイラストをお届けできて嬉しく思います。頭に描くだけでハッピーになるハワイ。このカードを使うことで幸せな気持ちが持てますように! そして新しい日が素晴らしい1日となりますよう願っています。たくさんのアロハを込めて。 ~ 中根麻利・プロフィール ~ イラストレーター・デザイナー。フラや植物等ハワイに関するイラストをメインに、ロゴマークやパンフレット等のデザイン、キャラクター制作を手掛ける。フラ歴は 17年。イラスト&デザイン実績:『マナカードによる占い・ポーマイカイ』(ネコ・パブリッシング刊)、『絵を見て話せるタビトモ会話ブック・ハワイ』(JTBパブリッシング刊)、『フラマガジン・フラレア』(文踊社刊)、NPO 法人全日本フラ協会フラフェスティバル・パンフレット、フラの発表会のパンフレット、茅ヶ崎観光協会・うちわ&アロハシャツ等他多数。

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