先日募集した「リーディングをするうえでお困りのことはありますか?」というアンケートで「逆位置カード」の解釈についてのお悩みを多数いただきました。
今回はこの「逆位置」カードのリーディングについてお伝えしていきたいと思います。
オラクルカードやタロットカードのリーディングで「逆位置」を採用するかどうかはリーディングをする人によって異なりますが、逆位置を採用してリーディングをしてみたい!という方の参考になれば幸いです。
■そもそも逆位置カードとは?
逆位置カードとは、リーディングをしている際に絵柄が上下逆さま(逆位置)で現れるカードのことを指します。
作品によってはこの逆位置の解釈をガイドブックに解説として最初から含んでいる作品も多数あります。
※最後に逆位置解説を含んだ作品をご紹介していますので参考にしてみてください!
■アプリでの逆位置カードについて
アプリでは逆位置をリーディングに採用するかどうかを自由に選んでいただけます。
デフォルト設定では逆位置が有効となっていますが、逆位置を採用したくない場合は以下の手順でチェックを外していただくことで設定変更が可能です。
<設定変更手順>
アプリ下部メニュー「設定」から各種設定項目にある「逆位置カードを有効にする」のチェックを外すと逆位置カードは無効となり、リーディングには登場しなくなります。
※この設定は通常リーディングのみを対象としています。
※クイックリーディングには逆位置カード・JUMPカードは反映されませんのでご注意ください。
逆位置カードが登場するときは、カードに「reverse」のアイコンがついていますのですぐにわかりますよ!
■逆位置の解釈について
逆位置のカードは特にタロットカードの場合、「正位置の逆の意味」といった解釈をされることが一般的です。
【例】
正位置が「物事が進みだす」といった意味のカードの場合、逆位置では「物事の停滞」などを意味する
等
誤解のないよう注意したい点としては「正位置の逆の意味」として解釈されることが多いとはいえ、「正位置がポジティブな意味・逆位置がネガティブな意味」とは限らないということです。
逆位置のカードには以下のような意味が含まれているケースが多々あります。
逆位置を採用したリーディングをする方は、ぜひこのような意味やメッセージであるかどうかを意識してリーディングをしてみてください。
(1)リーディングで注目すべきメッセージや、特に強調されているメッセージ
(2)カードの正位置の持つ意味とあわせて、別角度からの意味も見る必要がある場合
(3)今後のために意識しておくべきメッセージ
このように一口に「逆位置」と言っても様々な解釈をすることができます。
逆位置カードはリーティングをするうえでしっくりこなかったり、なんだか落ち着かなくてリーディングに集中できない…といった場合は無理に採用する必要はありません。
まだリーディングをし始めて日が浅い、あまり慣れていない…という方は、自分が一番しっくりくるリーディングを見つけるためにも、まずは一度逆位置を採用したリーディングをしてみて、自分のリーディングに逆位置を採用するかしないか決める、というのもおすすめです。
是非、自分の感覚でリーディングの仕方も決めてみてくださいね。
■逆位置の解釈が含まれる作品
ガイドブックの解説に「正位置」と「逆位置」それぞれの解説が含まれる作品をご紹介します。
慣れるまでは逆位置の解説がある作品でリーディングを試してみることもおすすめです。
スピリットアニマルオラクル
逆位置はあなたに注意を促したり、意識を向けるようなメッセージである「プロテクション・メッセージ」として解説されています。
著者のコレット・バロン=リードの著作には「ウィズダムオラクルカード」や「ザ・マップオラクルカード」など逆位置の解説を含めた作品が多数あります。
クォンタムオラクル
正位置と逆位置のどちらで現れるかによって、カードの意味が異なります。
逆位置は正位置の意味の逆になることもあります。また、正位置の意味が極度に強まる場合もあります。
比較的、一般的なタロットカードの逆位置の解釈を含めた解説が掲載されていて、とても丁寧に細かな解説が読めるので逆位置について意識しやすいデッキです。
ライトシアーズタロット
人間の持つ光と影の両面から物事を深くリーディングすることのできる作品。
定番のタロットとしての使い方はもちろん、オラクルカードとしても使えるマルチなこの作品は、逆位置を「シャドウシアー=影」のカードとして位置付け、以下の3つの要素を含んだ解説となっています。
(1)カードのエネルギーの持つネガティブな影の側面
(2)正位置の反対の意味としての読み方
(3)ブロックされた、または停滞したエネルギー
多面的な逆位置の解釈をしたい場合にオススメのデッキです。
スプレッドを活用することでリーディングをより深めていける…ということはよく知られているかと思いますが、筆者はリーディングに逆位置カードを採用することでいつもと違う視点が加わり、リーディングの精度を上げられる気がしています。
逆位置カード単体の意味だけでなく、出たカード全体の流れから解釈すると質問に対してより具体的なメッセージが受け取れるはず。
ぜひお試しください。